現代では予想外の妊娠が増えているようです。
そんな無責任な妊娠をするなんて自業自得だと思う人もいるでしょうが、今や結婚するカップルの2割くらいはおめでた婚だといいます。
予想外の妊娠であろうが、おめでた婚であろうが、赤ちゃんができたことは喜ばしいことです。
予想外の妊娠がわかって、慌ただしくしていたけど、母子手帳をもらってから初めて葉酸のことを知ったという人も多いようです。
葉酸は妊娠初期に十分に摂取すると胎児に二分脊椎や無脳症といった障害が発生するリスクを低減するということがわかっています。
そんな大事な栄養素である葉酸ですが、一般的にはあまり知られていないですよね。
でも、スーパーやドラッグストアを見渡すと意外にも葉酸入りとか葉酸強化といった商品が目立ちます。
葉酸は妊娠を希望する人にはもちろんですが、それ以外の小さなお子さんから高齢者までみんなに大事な栄養素なのです。
なので、もっと葉酸が周知されるようになればいいですよね。
葉酸がそこまで積極的にピーアールされないのは、かつての日本では不足することがまずないと思われていたからです。
日本の伝統食には葉酸がたっぷりありました。
しかし、今はそういった昔ながらの健康的な食生活をしている人もまれです。
日本も欧米のように葉酸が不足しているのです。
とくに妊娠中は葉酸を通常以上に必要としますから、妊婦さんは注意しなくてはなりません。
すでに妊娠初期を過ぎて、葉酸を摂っていなかった人は、ものすごく後悔していると思います。
でも、それはあなたのせいではありません。
日本は葉酸について教育や指導をしていないから仕方ありません。
過ぎたことは取り戻せないのですが、もともと二分脊椎や無脳症は数千人にひとりという発症率です。
葉酸が不足していたから必ずなるものではありません。
まずは落ち着いて先のことを考えるのがベストです。
妊娠中はストレスが一番よくありません。
ストレスがたまるとつわりが重くなったり、食欲が落ちたりしてしまいます。
葉酸は妊娠中期以降も胎児の正常な発育に欠かせません。
丈夫な赤ちゃんが育つように、気付いたその日から葉酸を意識した生活をすればきっと大丈夫です。