最終更新日 2023年5月1日 by onderobics
「母乳が出ない」というお悩みはよく耳にしますが、実際のお母さんたちの中には、「母乳が出過ぎる」というお悩みを持っている方々もいらっしゃいます。
出ない人にとっては、そんな贅沢な悩み、と思われるかもしれませんが、これはお互い様で、どちらも辛いものなんですよ。
そもそも、母乳が出過ぎる症状というのは、母乳分泌過多症という名前のつけられている症状です。
そのままの名前ですが、こういう名前がつけられるほど、よくある母乳に関するお悩みのひとつなんです。
赤ちゃんが飲む量よりも母乳の量が多い場合、胸が張ってしまってとても辛い症状になります。
こういう時は、少し胸の圧抜きをしましょう。
ときどき、飲み残しのお乳は絞りましょうとか、胸にお乳を残さないようにしましょう、などという文を見ることもありますが、無理に絞り出す必要はありません。
ただ、そのままでは辛いので、ある程度の搾乳をすればそれで十分です。
乳輪の内側を軽い力でそっと押すようにして行ってください。
乳房を強く押したりすると、トラブルに発展してしまう可能性がありますから、優しく行うことがポイントです。
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また、そもそも、出過ぎになってしまわないように対策をとるということも大切です。
母乳が出過ぎる場合は、とりあえず冷やす、というのが一番良い方法です。
赤ちゃんがお乳を飲んだ後も胸が張っている場合や搾乳後もまだすっきりしない時、冷やしたおしぼりなどで乳房を覆って冷やすようにしましょう。
この時、アイスノンなどを使うと冷えすぎてしまいますから、氷などはあまりお勧めできません。
また、ミントは冷却効果がありますから、ミントスプレーを使用したり、入浴剤などを利用するのも良いでしょう。
ミントティーを飲むというのも、体の中から働きかけてくれるのでお勧めです。
また、油っぽい物や甘い生クリーム菓子などは、母乳が出過ぎる人にはあまり良い影響を与えません。
一方、お勧めなのはセージです。生のセージはいろいろなお料理に使えますから、母乳が出過ぎて辛い、という方は是非食卓に取り入れてみてください。