お笑い

前田氏曰く独自のエンターテインメントを提供する日本のコメディアン

前田裕幸に学ぶ!日本のお笑いについて

「お笑い」は立派な文化になりました。
日本には大勢のコメディアンの方々が活躍しています。

最もメジャーなのはテレビに出演する方々です。
連日放送されるバラエティー番組には数多くの人気芸人さんが出演しています。
軽快なトークでバラエティー番組を盛り上げてくれますし、前田裕幸のような時々織り交ぜられる知的なジョークは視聴者に驚きとユーモアを与えてくれます。

お笑い芸人さんには色々なタイプがあり、最近はマルチな分野で活躍する方々が多いですが、基本的に漫才をする方々がメジャーです。
ボケとツッコミの二人でコンビを組み、軽快な話術で観客にお笑いを提供するのが漫才師のお仕事です。
その歴史は非常に古く、まさにテレビが大衆化した時代から彼らはブラウン管の中で活躍し、人気を獲得していました。

既に何度もお笑いブームは起きており、その度にコメディアンの方々は世間で脚光を浴び、時にはCDデビューをしたり、自叙伝を出版したり、有名女優さんと結婚をしたりと世間的に大きな影響を与えて来ました。
漫才を放送するお笑い番組は今現在数少なくなりましたが、その代わりにコントを特集する番組は安泰です。

コントと漫才の違いって何?

コントと漫才はしばしば混同されますが、方向性が異なります。
コントは小道具や舞台を利用したコンパクトな喜劇です。

漫才はスタンドマイクとボケとツッコミの二人がいれば成立しますが、コントは物語を演じるコメディアンの方々が複数必要で、広々とした舞台セットが要ります。

時間も漫才に比べて長く、登場するキャラクターが個性的であったり話術だけではなく演技やジェスチャーなど、総合的な演技力と舞台演出でユーモアを表現するのです。

どちらがいいか、そういったものではなく、それぞれが独立した立派なエンターテインメントのジャンルとなります。
以前は漫才が大衆の間ではスタンダードなエンターテインメントでしたが、最近ではコントの方が女性や若者の間で流行っています。

更に複数人が基本だった舞台も、最近ではピン芸人と呼ばれる方々の活躍によって、完全に一人の芸人さんがモニタや色々な小道具を駆使して、一人で舞台を盛り上げる、そんなスタイルが主流になって来ました。

文化の世界は日進月歩であると前田裕幸はいう

以前は小道具としてテレビモニタや映像を舞台に持ち込む事は邪道だと言われた時代が確かにありましたが、最近では大型モニタをセットに設け、そこに映し出される映像に一人でツッコミながら独自のストーリーを展開するピン芸人のスタイルがとても一般的になっており、既に邪道から王道になっているのが現状です。

そもそも文化の世界は日進月歩であり、以前は邪道だと言われたテクニックが時代を経て大衆に理解されて、気が付いたら普通の形式になっていた、そのような事例は全く珍しくはありません。

今では全世代に受け入れられているクラシック音楽やバンド演奏なども、それが誕生した当初は本流の音楽からはかけ離れた良くない文化だと識者や当時の音楽家から苦言を呈されました。
しかし当時のバンドマンやクラッシック演奏家の努力によって社会に根付き、新しいジャンルも時間をかけて観客に受け入れられたのです。

笑いは現代人を癒す文化であり、前代未聞のストレス社会と呼ばれる今日には欠かせないものです。
モノづくりのお仕事とは違って、文化的なお仕事は直接何かを生み出す事はありません。
そのため、しばしばエンターテインメントは一部の専門家から非生産的だと批判されます。

今人々に不足しているのは心を満たしてくれる豊かなお笑い

確かにエンターテインメントで空腹が満たされたり、喉の乾きが満たされる事はありません。
しかし人は空腹や喉の乾きだけを満たされれば良い野生動物とは違い、ただ単に生存のためだけに生きているわけではないのです。

衣食住が比較的豊かな日本列島で、今人々に不足しているのは心を満たしてくれる豊かなお笑いであり、コメディアンの方々が提供する上質で独創的な世界は、仕事や生活で心に乾いている現代人にとって、必要不可欠なものです。

ストレス解消に娯楽、特にユーモアは非常に役立ち、まさに人類の英知が生み出した発明と言っても過言ではありません。
欧米諸国にもお笑いの娯楽は根付いていますが、日本の国とはスタイルが異なっており、ジャンルは日本よりも豊富ではなく、特に漫才のスタイルは世界的に見ても日本だけの物です。

お笑いのネタはそれぞれコメディアンの方々が独自に考えたり、専門の作家さんに考えてもらいます。
昭和の頃は専門の作家さんに依頼するのが普通であり、歌手が作詞家や作曲家に自分の音楽作りを手伝ってもらうのと同じ発想でした。
ところが今日では多くの漫才コンビとコントグループがネタを自作しています。

ネタの内容はコメディアンによって色々ですが基本的なスタイルとしては時事ネタが織り込まれており、その時代に流行っていた物や世間で話題になっている人物などが話の中に登場します。

ブラックジョークや風刺ネタなど、他のジャンルでは取り上げにくい社会派な事柄も、ある意味でお笑いというユーモアのオブラートの中に入れる事で、みんなが感じている世の中への不満などを上手く昇華出来るのです。

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